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【お役立ち情報】転勤の荷物でも従業員が費用負担するケースがある!?負担理由と特殊荷物の種類とは

転勤に伴う引越しの荷物は基本的に会社側の負担ですが、中には従業員が実費で費用を払わなければいけないケースもあります。

今回は、転勤に伴う引越しで従業員が負担となる荷物と理由について解説していきます。

なぜ転勤の引越しでも従業員負担になるのか

本来、転勤に伴う引越しにおける荷物の搬送費は会社側が負担をします。しかし、従業員側の負担となるケースがあり、例として挙げられるのが「特殊荷物の搬送時」です。

特殊荷物とは、衣類や日用雑貨のような段ボールに入れて搬送する通常の荷物とは異なり、玄関や通路を通らない大型の荷物のことを指します。引越しで荷物を出し入れする際に大きすぎる荷物の場合、窓などから出し入れするためにクレーン車が必要となり、通常にはない作業が発生してしまいます。

そのため、クレーン車の準備や作業員の増員に伴って別途のオプションとなってしまいます。

また、大型荷物のほかにも貴金属や貴重品・美術品・絵画などは通常の引越しとは異なる準備や搬送が必要となるため、通常の引越し費用と別途で費用が発生する可能性があります。

また、高価な荷物の場合、引越し業者から断られるというケースもあるので注意が必要です。引越しでは、国土交通省が引越し業者と消費者間のトラブルを未然に防ぐために標準引越運送約款というルールをというルールを定めています。

(参照:国土交通省「標準引越運送約款」)

標準引越運送約款によって引越し業者が事前に消費者から貴重品や壊れやすいものと伝えられたうえで、紛失や破損をした場合に損害賠償責任を負います。そのため、中には持ち出せる貴重品やあまりにも高い美術品などの搬送は断られるケースもあるのです。

また、必ずしも国土交通省が定めた「標準引越運送約款」を使用しなければいけないということはなく、引越し業者独自の約款を定めていることもあるので、事前に確認しておくといいでしょう。

このように、通常の引越しではない作業も含まれてしまうと別途の費用が発生し、従業員側の負担になってしまうのです。そのため、荷造りや荷ほどきなどを引越し業者に手伝ってもらうオプションも入れると従業員の負担になってしまう可能性が高いので、転勤の担当となる人事・総務部の方も注意が必要です。

特殊荷物の種類と対処法とは

荷物の搬入費用が従業員負担になってしまう特殊荷物は、実際にあてはまるモノとその対処法について代表的な例をご紹介していきます。

車やバイク

車やバイクはほとんどの家庭が保有しており、特殊荷物の中でも特に代表的な例で、ケースによって従業員が負担することがあります。

車やバイクで移動可能な距離の引越しであれば、段ボールなどの荷物だけを引越し業者に任せ、自身は車やバイクで移動すれば問題ありません。しかし、車やバイクでの移動が困難となる遠方への引越しの場合や、そもそも転居先への移動の際には自家用車で移動をすることを禁止している企業もあります。その際は、引越し業者もしくは専門業者に依頼をして輸送する必要があります。

大手引越し業者であれば輸送も引越しのオプションに入れることができますが、自身で専門の輸送業者に依頼をする場合、春の引越しシーズンなどは断られることもあるので注意が必要でしょう。

ピアノや美術品・金庫・絵画

「美術品」「金庫」「絵画」などの荷物も車やバイクと同様に輸送が必要です。しかし、これらの荷物は大手引越し業者でも輸送に対応していない業者は多いです。そのため、自身で専門の輸送業者へ依頼が必要と考えておくといいでしょう。

ペット

ペットは近場の引越しの場合、車に乗せて一緒に移動するのがベストでしょう。しかし、中には持ち運びが困難なペットやそのほかの荷物が多く、車内にスペースがないという可能性もあります。

そんなときは、引越し業者に依頼もしくは自身で専門業者への依頼が必要です。

引越し業者に依頼をしても引越し業者のトラックで運ぶことはありませんので、実際に輸送するのは専門業者となります。輸送に対して何かしら懸念が残る場合は、自身で直接専門業者に依頼をするといいでしょう。

仏壇

仏壇を運ぶ方法は「自身で運ぶ」「引越し業者に依頼する」「仏壇店に依頼する」3つの方法があります。しかし、仏壇を輸送するにあたって注意しなければいけないのは、手順です。

仏壇には本尊が祀られており先祖の位牌が安置されており、魂が宿っているとされています。そのため、宗教によっては仏壇を撤去する際の「魂抜き」、設置する際の「魂入れ」が必要となり、お寺に依頼をしなければいけません。

お寺に依頼をしてもすぐには来てもらえない可能性もあるため、3日~1週間前ほどには魂抜きを済ませておくといいでしょう。

植木・ピアノ

ピアノや植木は大きいうえに壊れやすく、慎重に扱わなければいけません。特に大型のグランドピアノは引越し業者では対応してもらえないケースも少なくありません。そのため、事前に専門業者を調べておくといいでしょう。

まとめ

今回は、転勤に伴う引越しの荷物搬送でも従業員側の負担になりやすい「特殊荷物」に焦点をあてて解説してきました。

ここまでで解説したように、たとえ引越しが会社側の都合によるものでも荷物によっては従業員の負担になり、その対処に困ってしまうこともあります。荷物がなかなか処理できないのは転勤の遅れにもつながりかねません。

そのため、特殊荷物が発生する際やトラブルなくスムーズに引越しを完了させたいときは、さまざまな状況にも適切な引越しプランを提供する「株式会社ビズリンク」にお気軽にご相談ください。

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