【お役立ち情報】従業員が食洗器を使っている場合は要注意！？転勤に伴う引越しで食洗器を持ち運ぶ際の注意点とは

転勤をする従業員の中には、自宅で食洗器を使用しているケースがあります。
「食洗器」と「引越し」は全く無関係だと思われがちですが、実は引越しの際には食洗器関連でいくつかの注意点があるのです。

特に、会社都合で引越しを行う転勤の場合は、トラブルを防ぐために担当である人事・総務部の方も把握しておかなければいけません。
そこで今回は、従業員が転勤に伴う引越しをする際に、食洗器関連でどのような点に注意すべきかについて紹介します。

食洗器の対応は2つある

食洗器には「ビルトイン型」と「据え置き型」の2つがあり、それぞれ特徴や仕様が異なります。

また、引越しにおける注意点はそれぞれ以下の通りです。

ビルトイン型

ビルトイン型とは、既にキッチンに内蔵されている食洗器の種類です。

ビルトイン型の食洗器が内蔵されているキッチンは、基本的に取り外したら新しい食洗器を設置することを前提に設計されているため、持ち家でない限り引越しで持ち運ぶのは困難でしょう。

そのため、転勤に伴う引越しをする従業員が、ビルトイン型の食洗器が設置された賃貸物件に住んでいる場合は注意が必要です。

据え置き型

据え置き型とは、ビルトイン型とは違い、キッチンに後付けで設置する食洗器です。

据え置き型は、機器を購入して水道から水を引っ張る分岐水栓と接続することで利用するため、好きなように持ち運びできます。

転勤に伴う引越しの際に食洗器関連で注意すべき点とは

食洗器は、炊飯器や電子レンジのような家電製品とは違い、引越しの際にはいくつかの注意点があります。

事前に引越しにおける食洗器関連の注意点を把握していなければ、引越し業者や従業員とのトラブルに繋がりかねません。

そのため、転勤に伴う引越しの担当である人事・総務部の方は以下のような点に注意しておきましょう。

従業員がどちらのタイプの食洗器を使用しているのかを確認しておく

まず引越しの際に食洗器関連で確認すべきは、従業員が「ビルトイン型」と「据え置き型」のどちらを使用しているのかという点です。

現在使用している食洗器がビルトイン型の場合、引越し先もビルトイン型の食洗器が設置されている物件を選ぶ必要があり、据え置き型の場合、ビルトイン型の物件を避けるのか、ビルトイン型が設置されている物件を選び、食洗器の機器を処分するのかが異なります。

そのため、引越しの際はどちらの種類の食洗器を使用しているのか、次の引越し先でも食洗器を使用するのかを確認しておきましょう。

新居でも必ず食洗器が使えるとは限らない

引越しをする従業員が、現在の住居でビルトイン型の食洗器を使用している場合、次の引越し先でもビルトイン型の食洗器が設置されている物件を選ばなければ食洗器を使用できません。しかし、特に注意すべきは、現在据え置き型の食洗器を使用している場合です。

据え置き型の食洗器を新居で使用したい場合でも、以下の3つの問題が起こり、食洗器を使用できないケースがあります。

・周りにコンセントが無く電源が繋げない
・設置するスペースが無い
・分岐水栓が合わない

据え置き型の食洗器はビルトイン型とは違い、持ち運びができる分、問題が起こりにくいと思われがちです。しかし、上記のように事前に確認すべきポイントも多いため注意しましょう。

必要に応じて新居の管理会社や大家さんにも確認しておく

据え置き型の食洗器を引越し時に持ち込む際、分岐水栓を接続する為に蛇口部分を触らなければいけないため、物件の管理会社や大家さんへの確認・報告が必要です。

ほとんどの物件では分岐水栓の取り付けは問題ありませんが、所有者から許可を取らなければ、後々のトラブルに繋がりかねません。

また、物件探しの際、事前に不動産会社へ食洗器の使用を伝えておくことで、ビルトイン型や据え置き型が使用できる物件を優先的に探してくれるでしょう。

食洗器の取り付けを業者に依頼する際の負担は誰が負担するのか

据え置き型の食洗器を設置する為には、分岐水栓との接続が必要であり、業者に依頼する際には費用がかかります。

基本的に転勤に伴う引越しの場合、引越し関連で発生する費用は会社側が負担しますが、食洗器はイレギュラーな扱いをされることが多いでしょう。

そのため、会社の規則によっては従業員が費用を負担しなければいけないケースもあります。しかし、転勤に伴う引越しはあくまで会社都合の引越しであるため、食洗器を設置してから費用が自己負担になってしまうと言われても、納得できない従業員もいるでしょう。

もし、転勤をする従業員が据え置き型の食洗器を使用している場合、設置するための費用は従業員と会社側のどちらが負担をするのか事前に確認して従業員に伝えておくことをおすすめします。

食洗器の水抜きをしておく

食洗器の内部には水が残っていることがあり、水抜きをせずに運んでしまうと、水漏れにより他の荷物に水がかかってしまうことがあります。

特に家電製品はまとめてトラックの中に置かれることが多いため、食洗器の近くに置かれていた家電製品に水がかかってしまい、故障に繋がることもあります。

水抜きの方法は製品の種類によって異なるため、事前に従業員に注意喚起をしておきましょう。

転勤に伴う引越しでトラブルを防ぐためにはあらゆるケースを想定しよう

今回は、転職に伴う引越しで、従業員が食洗器を使っている際の注意点について紹介しました。

転勤は従業員が大きな労力を費やし、疲労やストレスが蓄積しやすいです。そのため、少しでも従業員の負担を減らすためには、担当である人事・総務部の方が配慮しておくべきことが多くあります。

特に昨今では、食洗器を使用している家庭が増えているため、事前に把握しておくに越したことはないでしょう。

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